長澤知之「Nagasa・Oneman 6 "JUNKLIFE"TOUR 〜Band ver.〜」@福岡・DRUM SON 6/16
仏検を間近に控えた16日の木曜日だよ。
行けるわけないよな…と、チケットも取ってなかったんだけど。
その日が身近に迫るとやっぱり我慢できなくなった。
まあ、試験つったって、もう今更になってじたばた勉強してもっていうあきらめと現実逃避があって。
そして、試験のことだけじゃなく、ああ、もう、どーしよーもねえなーって自己嫌悪ばっかりの今日この頃。
彼の一風変わった声は、なんつーか、不思議なほどココロに響くんだ。
幸い、チケットはmixiのコミュを通じて譲っていただいた。
ドラム・サンって初めてだったけど、いかにも裏路地のライヴハウスって感じで思わず笑ってしまった。
ほんとは入り口の向かいにあった自動販売機の写真が撮りたくて
機会うかがってたけど、ヒトがたくさん並んでたからあきらめた。
これ、動いてんの(w)ってぐらい落書きだらけで、めちゃかっこよかったのに。
んー。
僕にとって音楽…特にロックンロールは、理屈じゃなくってほとんど肉体的な恍惚。内側からゾワゾワーって鳥肌だって多幸感が白ーく泡立つようなあの一瞬。
その一瞬を味わいたくていつもライヴに足を運ぶ。
今回ものっけの一曲からそれがキて
白くなったアタマの中で、ああ、やっぱ来てよかったって思った。
「なんだか笑うツボが違っちゃってイラッときちゃってさぁ
人間なんてファンタジーだと思ったよ
人間なんてファンタジーだと僕は思っちゃうんだ
リアルなんてファンタジーだと思っちゃうんだ」
前に会った時…タワレコのインストアライヴの時にも感じたんだけど
彼、ものすごく緊張してると思う。
朴訥としたMCは、なかなかおもしろいけど、
けっこう喉をつかう声なんだろうな、曲が終わると水をあおるように飲んで、
ぽつりぽつりと喋ったり喋らなかったり、こまごまとギターのチューニングをして、
そしてまた歌い出す。
2回のアンコール、2時間どっぷり彼の世界に浸ることが出来た。
…帰りは久しぶりに親不孝(親富孝?)通りを歩いてみた。
あ。
あ、ここら辺。
僕が若い時にはここらにディスコがあったんだけどな。
親不孝もずいぶん暗くなったもんだ。
なんつって、フラフラ歩きながら。
…完全燃焼!スッキリした!っつー帰り道じゃないんだなあ。
あいかわらず、すぐそばで歌が聞こえてるような妙な感じ。
「自分には…ほんとに…音楽しかないんで…」
東北大震災のことに触れたあと、そんなことを呟いてたっけ、タワレコで。
でも、まあ音楽があってよかったじゃんか。
長澤くん。